梅雨になると気温と湿度が高くなり、家の中の収納や保管物にも影響が出やすくなります。そんな季節こそ、長年保管している人形の状態を見直す良いタイミングです。
日本人形や市松人形、雛人形、五月人形など、思い出が詰まった大切な人形たち。押し入れや納戸にしまったままになっていることはありませんか?
湿気の多いこの季節は、人形にとってとても過酷です。顔や着物にカビが生えたり、虫に食われたり、台座や箱にシミが出たりすることもあります。大切に保管しているつもりでも、素材が繊細な日本人形は特に影響を受けやすいのです。
こうしたトラブルを避けるためには、いくつかの保管ポイントがあります。
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【梅雨時期の人形保管ポイント】
・押し入れや棚の中に直接置かず、すのこや布を敷いて通気性を確保する
・完全密封は避け、不織布や桐箱など通気性のあるケースに入れる
・湿気対策として除湿剤を設置する
・月に一度は収納スペースの換気をする
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ただ、それでも「飾る機会がない」「状態が悪くなってしまった」「処分に困っている」などのお悩みが出てくることもあるでしょう。そんなときに心のよりどころとなるのが人形供養です。
人形供養とは、感謝の気持ちを込めて、神社やお寺などで人形を丁寧にお見送りする日本の伝統的な風習です。中でも日本人形供養は、お顔のある人形や、市松人形・博多人形・舞妓人形などを対象に、心を込めて供養を行います。
当社では、全国どこからでも郵送での人形供養に対応しています。ガラスケース入り、破損した人形も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
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梅雨は、家の中の見直しだけでなく、心の整理にもぴったりの季節です。
この機会に、ご自宅の人形たちと向き合ってみてはいかがでしょうか?
日本人形供養を通して、心も空間もすっきりと。
大切な人形への「ありがとう」を、丁寧に届けましょう。