雛人形は、桃の節句(ひな祭り)に欠かせない伝統的な飾りです。お子さまの健やかな成長と幸せを願いながら、美しく飾りましょう。本記事では、雛人形の飾り方や並べ方、飾る時期について詳しく解説します。
①雛人形を飾る時期 🎏
雛人形は立春(2月4日頃)から遅くとも2月中旬までに飾るのが理想的です。特に雨水(うすい:2月19日頃)に飾ると「良縁に恵まれる」と言われています。
片付けるタイミング
雛人形は 3月3日を過ぎたらなるべく早く片付ける のが一般的です。「片付けが遅れると婚期が遅れる」という言い伝えもありますが、湿気やカビを防ぐためにも、晴れた日に片付ける のがポイントです。
②雛人形の飾り方と並べ方 🎎
雛人形の並べ方は地域や流派によって異なりますが、主に「関東式」 と 「関西式」の2種類があります。
🎎【関東式の並べ方】(右近の桜・左近の橘)
一般的に、向かって左に男雛(お内裏様)、右に女雛(お雛様)を飾ります。これは、昭和天皇の即位式での並び方に由来すると言われています。
🎎【関西式の並べ方】(左近の桜・右近の橘)
京都を中心とする関西では、向かって右に男雛、左に女雛を飾ります。これは、古くからの「左上位」の考え方(右大臣より左大臣の位が高い)に基づいています。
雛人形の一般的な七段飾りの並べ方
1段目 お内裏様(男雛)とお雛様(女雛) → 金屏風とぼんぼりを配置
2段目 三人官女(中央が座り、両端が立つ)
3段目 五人囃子(謡・笛・太鼓などの楽器を持つ)
4段目 随身(ずいじん)(右大臣・左大臣の護衛役)
5段目 仕丁(しちょう)(雑用係の3人)
6段目 嫁入り道具(箪笥・長持・鏡台など)
7段目 御駕籠(おかご)や牛車(ぎっしゃ)
※ 三段飾りや五段飾りでは、一部の人形や道具が省略されることがあります。
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③雛人形を飾る際のポイント ✨
📌 置く場所の選び方
✅ 直射日光や湿気を避ける(色あせやカビの原因になる)
✅ 安定した平らな場所に飾る(倒れないように注意)
✅ 家族が集まるリビングや和室が理想的
📌 飾るときのコツ
🔹 男雛と女雛のバランスを整える(衣装の広がりを美しく見せる)
🔹 小道具の位置を揃える(ぼんぼりや菱餅の向きを確認)
🔹 飾り終えたら埃よけのカバーをする
④雛人形を長持ちさせるお手入れ方法 🧹
大切な雛人形を長く美しく保つために、お手入れも重要です。
🔸 飾る前に柔らかいハケや布でほこりを払う
🔸 片付けるときは風通しの良い場所で乾燥させてから収納
🔸 防虫剤を一緒に入れる(ただし人形に直接触れないように)
🔸 毎年、虫食いやカビがないかチェックする
⑤まとめ 🌸
雛人形は お子さまの健やかな成長を願う大切な日本の伝統文化 です。飾る時期や並べ方を守りながら、美しく飾りましょう。
お家のスペースや家族のスタイルに合わせて、七段飾り、三段飾り、親王飾りなど、お好みの形で楽しんでくださいね🎎✨