当社で行っている「人形供養祭」について、その意味をご紹介します。
お人形やぬいぐるみは、長い年月をともに過ごすことで持ち主の思いが込められ、単なる物を超えて特別な存在となります。日本では昔から、お人形やぬいぐるみには魂が宿ると信じられており、それらを不用意に処分することは敬遠されてきました。こうした考えから、お人形やぬいぐるみを供養するという文化が生まれました。
人形供養祭では、大切にしてきたお人形やぬいぐるみを手放す際に、感謝の気持ちを込めて供養の儀式を行います。祈祷や読経を通じて、お人形やぬいぐるみたちの魂に語りかけ、感謝の気持ちを伝えると同時に、その魂を解放するという意味が込められています。このような儀式を通じて、持ち主にとっても心の整理がつき、次のステップに進むきっかけとなるでしょう。
儀式の最後には「お焚き上げ」が行われます。これは、祈祷や読経のあとに、お人形やぬいぐるみを浄火によって送り出す儀式です。お焚き上げは、お人形やぬいぐるみの魂を天に返すとされており、感謝と敬意の象徴的な行為となります。
この人形供養祭を通じて、お人形やぬいぐるみが持つ特別な意味や、持ち主との深い絆を大切にしながら、それらをきちんと見送る場を提供しています。ぜひ、皆様の大切なお人形やぬいぐるみを、この儀式を通じて心を込めて送り出してください。